五輪開会式直前の生放送で日テレ藤井アナが語った言葉 「名言すぎる」と感動呼ぶ
辞任、解任問題などで物議を醸していた東京五輪。開会式直前、日本テレビ・藤井貴彦アナウンサーが発した言葉に反響が相次いでいる。
演出陣の辞任や解任、組織委員会の発言をめぐる一連の騒動への批判や、新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中で始まった東京五輪。モヤモヤとした思いを抱えたまま、東京五輪を見ている人も少なくないはず。
そうした中、日本テレビの藤井貴彦アナウンサーが23日放送の『news every.』(同局系)で語った言葉がネット上で大きな反響を呼んでいる。
■「リスペクトだけは忘れたくありません」
開会式が直前に迫った同日の午後7時前の番組終盤、藤井アナは「このあと東京オリンピックが始まります。みなさんどんな思いでしょうか。感染拡大が不安でしょうか、大会前のトラブルに怒りを感じているでしょうか」と切り出す。
「せっかくやるなら応援しましょうというつもりはありません」と続け、「ただ、この大会に純粋な思いを、努力を注ぎ込んできた人がいます。その人たちへのリスペクトだけは忘れたくありません。大変残念ですが、離れたところから一生懸命応援します。このあと開会式です。『news every.』来週もよろしくお願いします」と番組を締めた。
■「名言すぎる」と反響が相次ぐ
新型コロナウイルスが問題になった昨年から、同番組で発する言葉がたびたび反響を呼んできた藤井アナ。ときに厳しく、そして視聴者に寄り添うメッセージに感動する視聴者も多い。
東京五輪に対して複雑な思いを抱えたまま見守る視聴者にも配慮した今回の言葉についても、ネット上で「人の心に語りかけられる数少ないアナウンサーだと思う」「これは名言すぎる」「こういう言葉選び出来る人が好き」「すごい。これは心にきた」と称賛する声が続出。
藤井アナの発言を抜粋したツイートが注目された影響もあり、放送から一夜明けた24日も反響が相次いでいる。