事故のガラス片が刺さったままオペ完遂 「患者を救う」一心の医師に称賛相次ぐ
「大事な患者を助けてみせる」。ケガを負ったまま病院に向かい、手術を成功させた医師が話題に。
■負傷した状態でオペ開始
病院に到着した医師は、さっそく緊急帝王切開の準備を開始。オペ室に入ったものの負傷した脚には力が入らなかったため、ほぼ片足立ちの状態でオペを進めたという。
それでも安全に、しかも手際よく手術を進め母子を救った医師は、その後にメディアの取材に応じ「赤ちゃんを救うことで頭がいっぱいでした」と明かした。
医師が「痛い」とようやく感じたのは、手術が無事に終わりホッとした後だった。そこで刺さったままだったガラス片を看護師に除去してもらい、傷は順調に回復中だという。
■「先生は素晴らしい人」と称賛
緊急手術に成功し元気な男児をとりあげた医師は、「お母さんと赤ちゃんが健康で、こうして一緒にいることができる…その姿を見ることができて、とても嬉しく思います」とメディアにコメントした。
いっぽう出産から数日後にようやく事故について知ったという女性は感激し、「先生は素晴らしい人です」「感謝してもしきれません」と話している。
一部メディアは、この熱意あふれる医師を英雄と称賛。医療関係者が日々こうして努力してくれていることに、多くの人々が改めて感謝している。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)