事故のガラス片が刺さったままオペ完遂 「患者を救う」一心の医師に称賛相次ぐ

「大事な患者を助けてみせる」。ケガを負ったまま病院に向かい、手術を成功させた医師が話題に。

医者・手術

担当する妊婦と胎児の状態を自宅から確認していた医師が、突然の異変に気づきあわてた。そこで病院に向かったが、途中で交通事故にあい負傷。

それでもオペ室に間一髪でたどり着き、母子を見事に救った。自分の負ったケガ、そしてその痛みさえ気にせずひたすら手術に集中したという医師について、『People』などアメリカのメディアが伝えている。


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■患者の危機に気づいた医師

2日深夜のこと、アメリカ・カリフォルニア州在住の妊婦が産気づき出産準備に入った。その連絡を受けた医師は、さっそく女性と胎児の状態を確認するため、自宅で遠隔モニタリングを開始した。

しかし赤ちゃんの心拍数がいきなりガクンと下がり、明らかに危険な状態に陥ったため、医師は「へその緒が首に巻き付いたに違いない」「緊急帝王切開が必要だ」と判断した。そして「赤ちゃんの命を絶対に救いたい」と医師はすぐに準備を整え、大急ぎで車に乗り込んだ。

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■交通事故で負傷するも病院へ

さっそく病院をめざし移動を始めたものの、酒に酔ったドライバーの車が医師の自家用車に激突。まさかの事故発生で医師はケガを負い、粉々に割れたガラスの破片が顔面や両手に突き刺さった。

流血しながらも医師は冷静で、駆けつけた警官たちに電話を借りて病院に連絡を入れた。このとき医師と看護師のやりとりを聞いた警官は事情を察し、医師が事故現場を離れることをすみやかに許可した。

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■負傷した状態でオペ開始