東京都、8月3日には感染者平均約2600人との試算 生放送でも不安の声
新型コロナウイルスの感染が急拡大している東京都。宮根誠司は「緊急事態宣言が、日常になってしまいつつあるような気がする」とも指摘。
21日に行われた東京都のモニタリング会議にて、都内の新規感染者数は、2週間後の8月3日の予測値が2.22倍の2,598人となると専門家による試算が提示された。
同日放送の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)でも速報で伝えられ、スタジオでも不安の声が…。
■第3波をはるかに超える可能性
都内の感染状況について、東京都医師会の猪口正孝副会長は、「7日間平均のPCR検査の陽性率は7.2%から10.2%と大きく上昇」していると説明し、「検査を受けていない、潜在的な陽性者が存在する可能性がある」とも指摘した。
また、新規感染者数の7日間平均も、前回の約817人から、7月20日の時点で約1,170人に大きく増加。今週の増加比は、前回の約131%を超えて約149%となっており、増加比がさらに上昇すると、「感染拡大が急速に進み、2週間を待たずに第3波をはるかに超える危機的感染状況になる」おそれがあるという。
■五輪は「自宅で家族と楽しんで」
東京都の小池百合子知事は、「この夏の過ごし方について改めてお願い」として、「不要不急の外出、都県境を超える移動についてはお控えください。旅行、海、山へのレジャーも今は控えて頂きたい」とコメント。
また、「オリンピックでございますけれども、ご自宅で、そしてご家族で安全・安心に大会を楽しんで頂きたい」とも呼びかけた。
■宮根「緊急事態宣言が日常に…」
変異株の影響もあり、都内で感染が急拡大している状況に、番組司会の宮根誠司は「緊急事態宣言というのが、恐らく日常になってしまいつつあるような気がしません?」「東京って何もなかった日のほうが遥かに少ないですからね…」とコメント。
野球評論家の赤星憲広氏は、「これからオリンピックが始まると、『みんなで応援しよう』っていうのが出てくるんじゃないかなって思うので、家庭内感染っていうんですかね、そういうの増えるのかもしれないですよね…」と不安を口にした。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)