八丈島に約700キロ離れた三陸からカゴ漂着 「いつ流されたものか」調べてみると…
「確かに八丈島の海岸には、ハングル文字のペットボトルなども流れ着いている」と都職員。
2021/07/19 16:00
■台風などで流されたものか
気仙沼市役所水産課は、写真を確認した上で「このカゴがどこの所有のものかが、まずわからない。震災時より新しいもののように感じる」と語る。
また、釜石市東部漁業協同組合は「これはうちが所有していたかご。震災時のものではなく、台風などで流されたものではないか」と述べた。
■震災の災害廃棄物約500万トン
環境省海洋環境室によると、東日本大震災で流出した災害廃棄物は約500万トン程度で、その8割が倒壊した家屋だという。そのほかにも自動車、流木、漁船・船舶、養殖施設、定置網及びコンテナなどが流出。
また、全体の7割程度が日本沿岸付近の海底などに蓄積し、残りの3割が漂流ごみになったと推計されているそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)