部屋の掃除中「ある筈がないもの」に遭遇 発見者が怯え出した理由とは…
部屋の掃除をしていたら、学生時代の教科書を発見。中を開いてみると、その内容に思わず驚き…。
■予想外のホラー展開にゾクリ
「ずいぶん昔の話なので、覚えていないことも多いですが…」と前置きしつつ、取材に快諾してくれた鎧塚さん。部屋の掃除をしていたら中学校時代の体育の教科書を見つけ、付箋が挟まっていた部分を開き、話題の落書きを発見したという。
「例の落書きを発見して、この教科書をなかなか捨てられずにいたことを思い出しました」「今でもやはり捨てられず、今回ツイッターにはお焚き上げや除霊のような感覚で投稿しました」と、感慨深そうな顔つきを見せる。
…と、ここで終わっていれば、単なる「笑い話」で済んだのだが、鎧塚さんは突如神妙な面持ちに。続けて「じつは私も誤解していたのですが、友人達から話を聞いたところ、今回のツイートの落書きは中学校の教科書(友人のもの)に、当時高校生だった私が描いたものだそうです」と、とんでもないカミングアウトをかましてくれたのだ。
■一体どういうことなのか?
上記の文面だけ見ると、高校生だった鎧塚さんが数年前にタイムリープし、過去の友人の教科書に落書きし、現代に帰ってきた…と解釈することも可能だが、今回の一件は予想外に複雑な経緯を辿っていたことが判明。
「まず流れとして、私は中学生のとき、自分の体育の教科書に今回のものと同様の落書きをしたのですが、その後で教科書を紛失してしまったのです」と、鎧塚さんは語り出す。
そして高校生になると、再び「落書きがしたい…」という欲求が己の中に芽生え、高校の友人に「同じ体育の教科書を持ってきてもらう」という離れ業に挑み出す。
その後、ツイートにも添えられていた「メイド服」の落書きを見事に完成させ、教科書を友人からもらい受けた…というのが、話題の教科書誕生の経緯のようだ。
鎧塚さんは「現在所持している教科書には、友人の名前が書かれています」「中学・高校両方の友人に今回の話を聞き、自分の落書きに対する異常な執着が怖くなりました…」と、慄く様子を見せる。
しかし彼の生み出した「アート」とも呼べる落書きが、多くのツイッターユーザーに感銘を与えていることは事実。今日も日本のどこかの学校で、教科書にメイド服が描き込まれている様子を想像すると、胸が熱くなってこないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)