五輪選手村からも陽性者で「2020年の悪夢」再び? 海外でも不安の声が噴出

安心・安全、そして“リスクゼロ”の五輪。この状況でそれが可能だと信じている人は少ない。

■スーパースプレッダーイベントに?

五輪開催に反対するネットユーザーからは、「日本に行った人がコロナに感染し、帰国後に世界レベルで拡散させてしまう」という厳しいコメントが噴出。

また『TMZ』の報道を受け、SNSには「史上最悪の五輪の幕開けになる」「まさにスーパースプレッダーイベントになってしまう」というコメントが多数書き込まれた。

そのいっぽうで「多くのアスリートにとり五輪出場は長年の夢だったはず」と選手の心情を理解するユーザーもいるが、「それでも今は開催すべき時期ではない」というコメントのほうが圧倒的に多い。


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■五輪後に世界も注目

日本におけるワクチン接種率の低さについても、海外メディアはたびたび報道してきた。そのような状況下で開催に突き進むことで、「 “2020年の悪夢”が再び迫っている」という声もSNSに書き込まれた。

菅義偉首相は東京五輪の意義につき「子供たちに夢や感動を伝える機会」と強調したが、今は首相が「東洋の魔女」に感動した頃とはまるで違う危機的状況下にある。もし五輪開催中に感染爆発が起き子供たちやその家族の健康や命が損なわれたら、そして海外のアスリートが日本で感染し帰国したら…。そのような不安の声が、政府やIOCに届いていないわけがない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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