カシマスタジアムでの児童・生徒五輪観戦に賛否 教委は「決して強制参加ではない」

「学校連携観戦プログラムは、決して強制参加ではない。悪のようなイメージを持たれてしまっているのが残念」と教委。

2021/07/15 15:45

■可能な限りの観戦対策実施

児童らが観戦するのは、22日午後5時からのニュージーランド対韓国戦、25日同時刻からのニュージーランド対ホンジュラス戦、27日同時刻からのアメリカ対オーストラリア戦(女子)。27日の観戦者数が一番多く生徒1,090人参加予定となっている。

学校までは保護者が送迎し、学校からは貸切バスが使用される(徒歩10分圏内の1校を除く)。座席については、広いスペースを県や組織委員会が確保し、一人づつ間隔を空けた格子状での着席を予定しているという。

担当者は「学校連携観戦プログラムは、決して強制参加ではない。一部でプログラム自体が悪のようなイメージを持たれてしまっているのが残念」と話す。


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■他人が文句を言うのはおかしい

鹿嶋市教育委員会には、14日にクレームの電話が寄せられ職員が長時間対応に追われた。また15日午前中にも計14件の抗議が寄せられている。

ネット上では「保護者が判断していることに対して、他人がいちいち文句を言うのはおかしい」、「何かあると役所などに電凸する今の風潮が良くない」といった声もあがっている。

また、8日夜の原則無観客決定後に、保護者から「一度不参加で出したが、感染リスクが軽減したので参加させたい」という声も多くあがったそうだが、この意向については県と組織委員会の判断で許可されなかった。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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