見知らぬ人が“返送”した祝福の手紙を学生が公開 送り主の思いやりに称賛の声
人間が起こす残酷で悲惨な事件も絶えないが、世の中には素晴らしい人も確かにいる。
学生が親族に送ったはずの大事な招待状。それを受け取ってしまった他人が返事を書き、学生を喜ばせた。その内容、そしてそれに添えられていた物について、『The Sun』など海外のメディアがまとめて伝えている。
■“親族”に送った郵便物
海外在住の女子学生が卒業を控え、STEM分野(科学・技術・工学・数学)で頑張っていこうと決意した。
「卒業する自分の姿を、親族にもぜひ見てほしい」。そう考えた学生は学校名、卒業式の日程などを添えた招待状を送付したが、親族は少し前に転居したばかりで、招待状を受け取ったのは、直後にその家に越してきた見ず知らずの女性だった。
■女性の善意
女性は自分宛の郵便物ではないことに気づかず、うっかり開けて読んでしまった。大事な卒業式の招待状だったことから、すぐに学生に送り返すことを決め、さらに手紙を添えることにしたという。
「前に住んでいたかたを存じ上げず、封筒を開けてしまいました」「封筒の中身をあなたに返送します」と書いた女性は、卒業を祝う言葉と粋な贈り物を添えた。