大島康徳さんが死去、妻がブログで最後の思い伝える 「寿命を生ききったということ」

大島康徳さんが死去したことが5日、報じられ、今春につづられていた「最後のブログ」を妻が公開した。

2021/07/05 13:45

■野球人としての人生に感謝

5日の投稿では、「この命を生ききる」というタイトルで、「この先の人生、何かやりたいことがあるか? と真剣に考えてみたけれど、特別なことは何も浮かばない(笑) 高校を卒業してプロ野球選手としての人生をスタートし、この年になるまで野球一筋、野球人として生きることができた。皆様のおかげです。どうもありがとう」と感謝。

「そりゃつらいこともあったけど、それ以上に、この世界にいなければ得ることができなかったであろう、ファンの方からの声援や感動や喜びをたくさんいただいた。貴重な経験もたくさんさせていただいた。よき先輩、よき後輩、よき仲間、よき家族に恵まれ、美味しいものをよく食べて、旨い酒をよく呑んで、大いに語らい、大いに笑い」と続ける。


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■病気に負けたんじゃない

さらに、「楽しいこと、やりたいことは、片っ端からやってきた。楽しかったなぁ…。これ以上何を望む? もう何もないよ。幸せな人生だった」と回顧。

改めて、「命には必ず終わりがある。自分にもいつか、そのときは訪れる。そのときが俺の寿命。それが俺に与えられた運命。病気に負けたんじゃない。俺の寿命を生ききったということだ。そのときが来るまで、俺はいつも通りに普通に生きて、自分の人生を、命をしっかり生ききるよ」と結んだ。

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■今年の春に記していた