静岡県で発生した土石流災害、今後は大雨エリアが北に 気象予報士が解説
熱海市では土石流災害、狩野川支流の黄瀬川でも橋が崩落するなど甚大な被害をもたらした大雨。今後の予想は…。
■全国的に少なくとも1週間は雨が続く予想
沖縄は2日(金)に梅雨明けしましたが、沖縄が梅雨明けしたらいよいよ本州付近が大雨というフェーズです。この先少なくとも1週間は断続的に雨です。場合によっては梅雨が明けるまで自宅からは離れた親戚の家などに避難することも一案でしょう。
■大雨エリアは北に
今後は大雨エリアが北に拡大し、九州北部、中国、北陸でも大雨の恐れが出てきます。今後の大雨は予測の難しい短時間の集中豪雨タイプで、避難のタイミングなどより難しくなってきます。しかも、大雨が予想されているタイミングが深夜です。
本日中に色々な想定や対策を行い、ご自宅が危険な場所にある場合は、日中のうちに安全な親戚知人宅などに避難、自宅で過ごす場合は二階以上の崖とは反対の部屋に移動してください。
雨が怖い降り方をしてきたら、雨の予測や気象庁HP「危険度分布(キキクル)」を逐一確認して、安全確認・安全確保を行ってください。
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(取材・文/気象予報士・千種ゆり子)