強い絆で結ばれた双子姉妹 「笑顔が見たいから」と骨髄に続き卵子も提供
「100回でも同じことをします」。家族愛あふれる優しい女性が、そう断言した。
同じ両親から生まれても、憎しみ合い絶縁してしまう人たちもいる。しかし中には支え合い、「できることなら何でもしてあげたい」と考える人たちも。そんな素晴らしい家族愛で結ばれた双子について、『TODAY』など海外のメディアが伝えた。
■白血病を患い…
アメリカで暮らすビリー・ジョー・ローズさんとボビー・ジョー・サリバンさんは、一卵性双生児として誕生。すくすく成長したものの、7歳の頃に体調を崩したビリーさんは検査を受け、白血病と診断された。
「元気になってほしい」と考えたボビーさんは、まだ幼かったにもかかわらず骨髄の提供に迷うことなく同意。移植が成功したおかげで元気になったビリーさんは普通の暮らしを取り戻し、美しい女性に成長して夫にも恵まれた。
■成長後にはがん闘病も
ところが20年以上が経過し、ビリーさんはステージ2の乳がんを患っていると診断された。医師団が「治療は可能」と判断したため化学療法を受けたが、「いつの日か再びがんを患う可能性を排除したい」と考え、両方の乳房を切除してもらった。
何度も不幸な目にあうビリーさんにボビーさんは深く同情し、「なんでいつもビリーが病気になるの?」「私が少しでも代わってあげたい」と考えたこともあったという。