歯に装着する減量器具が開発され成功例もあり それでも批判が噴出した理由とは
減量手術、脂肪吸引、減量サプリなどに多くの人が興味を持つ今、ある減量器具が話題になっている。
手術は怖いし、サプリも体への影響が心配。でも健康維持のためには体重を減らす必要がある。そんな肥満の悩み解消につながる器具に、注目が集まっている。そして試した結果は良好だったが、批判の声もあがっていることを、『NZ Herald』など海外のメディアが報じた。
■減量成功に導くアイデア
ニュージーランドの大学の研究者が率いるチームが、ある減量器具を開発した。上の歯、下の歯の一部に磁石などを取り付け、口が数ミリしか開かないように固定するもの。
使用中も呼吸・会話などはできるが、栄養摂取はバランスの良い流動食に頼るしかない。当然食べすぎる心配はなくなり、体重が徐々に減る仕組みだという。
世界的な肥満問題を解決したい。その願いから開発されたこの器具であれば、減量手術などと違い体に極めて大きな負担をかけることはない。
■効果はあるが批判の声
この器具を同国在住の女性7名の歯に取り付け効果を確認してみたところ、2週間で平均6キロ以上の減量に成功した。体脂肪も減ったという参加者たちは、ダイエット続行に前向きだという。
しかしこの器具については批判の声もあがっており、栄養学や摂食障害の専門家からは「野蛮な方法」「心配だ」という意見も噴出。SNSには「まるで中世の拷問装置」「太りすぎた人を侮辱するものだ」といったコメントも書き込まれた。