玉川徹氏、五輪対策がいまだ“調整中”の状況に 「無理があるのかも」
この日の番組では、今だ東京五輪での感染対策における具体策が定まっていないことについて報道。視聴者から厳しいコメントも…。
29日放送の『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)では、東京五輪・パラリンピックの開催が差し迫る中、政府がいまだ「調整」「検討中」という言葉を繰り返している状況に、同局の玉川徹氏が言及した。
■いまだ「調整中」「検討」
28日の国会ではワクチン進捗フォローアップ野党合同チームによるヒアリングが行われた。
野党から陽性と判断された人を選手村などバブルの中で隔離する可能性について問われると、内閣官房からは「現在調整が行われているが、ウガンダ選手団の件も踏まえしっかり検討していく」との回答が。また、例外的に個室レストランやコンビニの利用が認められていることについては「詳細の運用方法を検討して個別に対応していく」としている。
■玉川氏「無理があるのかも」
こうした状況に、玉川氏は「官僚たちが危機感が甘かったのか、それとも能力の問題なのか…表面的にそう見える」と厳しいコメント。また「そもそもが無理なことをやろうとしている可能性も捨てきれない」と指摘する。
続けて「オリンピックはパンデミックの中で行われるのは普通じゃない」とし、普通じゃないことを決行するのは大変なこととした上で、「感染対策について細かいところまで行き届かせるのはそもそもが難しい」「実施すること自体が難しいっていうか、無理があるのかもしれないですね」とも私見を述べた。
■視聴者からも厳しい意見
番組司会の羽鳥慎一は、「ただ(東京オリンピック開催まで)あと24日ですので、国民が安心できる状況を是非、ここは作り上げていただいて開会式を迎えるということをしていただきたい」とコメント。
インターネット上では、「やはり安全安心な五輪は無理」「1ヶ月後にオリンピックが始まるのにまだ調整してるとか…」「昨年から延期になったのに何も決めていないのは五輪開催する予定がなかった?」「こんな状態では、そもそも日本に五輪を開催する資格は無かったのだとしか思えない」など厳しい意見や不安の声も目立っている。
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(文/しらべぇ編集部・植野春香)