IOC会長らの広島・長崎訪問に批判の声も 「偽善者が平和を語るジェスチャー」
広島と長崎にそれぞれプライベートジェットで…? 膨大な経費がかかることはお構いなしなのだろうか。
■批判で沸く世論
「IOCトップ2が被爆地を訪問する」と英語で伝えた『Japan Today』には、さっそく多くのコメントが寄せられている。
「偽善者が平和を語る、ただのジェスチャー」「良心も道徳も礼儀もない奴らだ」「むしろ病院を訪問するべき。集中治療室をね」「東京では御殿のような豪華なスイートルームに泊まると聞いた。ムカムカする」などと、ひたすら批判が続く。
さらに「行ったところで彼らは歓迎されない。日本で最も嫌われている外国人だからね」「日帰りじゃ飛行機だろうな」「14日間隔離なし?」「アスリートたちに厳しい行動制限を強いて、自分たちはそれかよ」「IOCの偽善者レベルは98.7。現在も上昇中です」など、どれも鋭い意見ばかりだ。
■知事と市長に「断って」
コメント欄には「彼らが被爆地に来ても何もメリットなし。知事と市長は『来るな、イヤだ』と突っぱねるべき」という声もある。だが広島や長崎は今、政府の命令であわてて歓迎式典らしきものを講じているところではないだろうか。
また、「誰かがバッハとけんかし、演技でもいいからケガをする。警察沙汰になればバッハはずっと広島にいなきゃならないだろ? 肝心の五輪を見逃すことになるさ」と驚くようなアイデアを出す人もいるようだ。
■「おもてなし」を都合よく利用
新型コロナウイルスのパンデミックのなか、『平和の祭典』と呼ばれるスポーツの一大イベントを開催することで、「改めて人々は平和を意識することになる。ヒロシマ、ナガサキという被爆地の紹介もそのきっかけになる」というのが男爵らの考えだそうだ。
だが、その旅はボディーガードや関係者を伴った集団での移動となり、往復にはプライベートジェットが提供されると考えられる。
美談ひとつを作るにも莫大な経費がかかるわけだが、そこを気にするわけはない。彼らは日本政府が約束した「おもてなし」を拡大解釈し、都合よく利用し続けることだろう。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)