店頭に置かれた消毒液、よく見ると… かわいすぎる進化が「素晴らしい!」と話題
東京・銀座に本店を構える文房具店専門店「伊東屋」。店頭に設置された「かわいらしい」コロナ対策が話題となっている。
■テッテの「快進撃」は止まらない…?
そして今年1月より、銀座本店および各支店でも店頭設置用の消毒関連アイテムがポンプ式スプレーボトルから、手を下に置くだけで消毒液が自動で出るテッテに変更。こちらの変化を受け、各店舗のスタッフが自発的にテッテのデコレーションを開始したというのだ。
「どの店舗にもパピエリウム出身のスタッフがいるわけではなく、各自が工夫して作成しています」「今年2月の支店会議では、Zoomを利用して各店舗のテッテを披露し合う場面もございました」と、聞いているだけで微笑ましい気持ちになってくるエピソードも見られた。
なお、材料は各店舗にあるものを使用しているそうだ。
■伊東屋ファンが注目しているポイント
かわいらしい「テッテ鳥」をめぐり、伊東屋にはユーザーからの反響の声が多数寄せられている。写真を撮影していくのは勿論、中には「デコレーションごと買えますか?」「キットはありますか?」といった具合に「作り方を教えてほしい」と相談してくる客も少なくないのだとか。
特に親子連れからの人気は絶大で、「お子様が嬉しそうに覗き込む様子もお見かけします」「モチーフの当てっこをして楽しまれる親子連れや、グループ連れのお客様もいらっしゃいます」とのことで、テッテが客同士の会話の切っ掛けとなっていることに、伊東屋も大いに喜びを感じているのだ。
常連の客ともなると「テッテのデコレーションが新作になると気付く」という猛者もおり、テッテに対する愛が多くの人々に伝播している様子がうかがえる。
なお前述の通り、テッテは手を置けば自動で消毒液が出てくるのだが、勘違いして「テッテ鳥」の頭部に当たる箇所をプッシュしてしまうと、デコレーションが壊れてしまうケースがあるため、来店時は気をつけたい。
■各店舗のガチ感がとんでもなかった
横浜元町の店舗のユニークなアイデアから始まった「テッテ鳥」だが、各店舗ごとに特色が見られるのも面白いポイント。たとえば青葉台店ではテッテ鳥2匹ににそれぞれ「てて太郎」「てて美」と名前をつけているのだ。
また銀座本店では、本店と別館で4匹のテッテ鳥がいるとのことで「もしかして、全部鳥の種類が違うのでは?」と気づいたユーザーの中には、テッテ写真コンプリートのため、各出入り口を奔走する人も。
新宿のアイドル
お召し替えしました。 pic.twitter.com/jflpBVUHQ7— 伊東屋 新宿店 (@Itoya_shinjuku) June 4, 2021
新宿店では雨の日にレインコートと長靴を着用させており、店頭ではハシビロコウに扮したテッテがお出迎え。しかし「カラス」と間違えられてしまうケースも多いよう…。
なお各店舗では他にもキツツキ、青い鳥、オウム、犬、カッパの姿をしたテッテが見られるそうなので、伊東屋を訪れた際は、忘れずにチェックしておこう。
・合わせて読みたい→緊急事態宣言でもなぜか銀座は歩行者天国に デパートやケーキ店には行列も
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)