命名で衝突したまま両親が破局 娘は異なる2つの名で呼ばれ続ける事態に…

我が子がかわいいなら、最後にもう1度だけ時間をとり、納得がいくまで話し合いを…。

2021/06/28 11:30

娘・親子
(batuhan toker/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

このほど海外・巨大掲示板サイト『reddit』のある相談コーナーに、1人の女性から興味深い投稿が寄せられた。婚約中の男性にはもうじき3歳になる娘が1人いるが、その子が名前を2つ持っていることに気づいたというのだ。


関連記事:公務員男性が我が子に部署名を命名 「統計情報通信部くん」に決まり妻は絶句

■婚約者の男性には3歳になる娘

掲示板サイト『reddit』の、「AITA(Am I The A**hole?/自分がおかしいのか…?)」という相談コーナーに寄せられた、ある女性の悩み。

彼女は婚約者の娘について、「たとえ幼くても1人の人間。それなのに、身勝手な大人たちに2つの別の名で呼ばれ、ひたすら振り回されています」と説明した。

きちんと名前を1つに統一するべきではないかと感じ、もやもやしているという。

関連記事:めるるの本名“愛瑠”の名前の由来に驚き 「ハードな名前なんだね」

■別人かと思う2つの名

投稿者の婚約者は、元彼女とひんぱんな衝突を繰り返した末に別れていた。妊娠しても、我が子の命名について仲良く相談したわけでもなく、娘が誕生すると、各々が付けたいと感じていた名前で勝手に呼ぶようになっていた。

「実際は違う名前ですが、たとえて言えば、片方はその子をサラ・キャサリン・ジョーンズと呼び、もう片方はサマンサ・エリザベス・スミスと呼ぶような感じです」と事情を説明。それぞれの祖父母においても、「サラ」「サマンサ」と呼び方が異なるという。

関連記事:アルツハイマー患う夫が妻に2度目の求婚 善意の人々による無償の結婚式が実現

■慣れ親しんだ名前なのに…?

その女の子はもうじき3歳になる。婚約者は投稿者と結婚したら、その子の親権を高い割合で勝ち獲りたいと考えており、問題は家庭裁判所に持ち込まれた。

だが、欧米には戸籍制度もなく改名も比較的簡単で、政治家でもビル・クリントンからジョー・バイデンまで、ニックネームで通しているケースは多い。裁判官がどう判断したところで、長いこと呼び慣れた、聞き慣れた名前や響きを、人はそう簡単には変えられないのだ。


関連記事:那須川天心、怒りのツイートにファンも同調 「俺の名前出さないで」

■親族1人の名を入れると…

男性もその元彼女も、自身の母親や祖母の名前を娘の名前の一部に付けていた。身内びいきという点では、どっちもどっちだという。この件に関し、回答者からは「無理やり変えれば、そもそもの相手への嫌悪感からトラブルになるだけ」という声があがっている。

さらに「不仲な両親に振り回され、困惑するその子がただ気の毒」という批判や、「いっそのこと、両家に関係のない名前を新しく模索しては」という提案もあるようだ。

我が子が大切なら、もう1度だけ互いにきちんと向き合い、その名前について和やかに話し合ってほしいものだ。

・合わせて読みたい→公務員男性が我が子に部署名を命名 「統計情報通信部くん」に決まり妻は絶句

(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

【Amazonセール情報】ココからチェック!