デーブ・スペクター、YouTuberを取り上げるTV局の姿勢を疑問視 「議論したほうがいい」
緊急事態宣言を無視したYouTuberの大規模パーティーに絡め、デーブ・スペクターがTV局のYouTuber起用を疑問視した。
広告から音楽活動・タレント業と、今やありとあらゆるジャンルに進出しているYouTuberたち。こうした流れに対し、TVプロデューサーのデーブ・スペクターが、27日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で異議を唱えた。
■不祥事を謝罪しないYouTuber
番組はこの日、『文春オンライン』で発覚した人気YouTuberの不祥事を取り扱った。彼らは酒類提供の禁止や複数人での会食自粛が呼びかけられているにもかかわらず、緊急事態宣言下に深夜まで31名にも及ぶ大規模パーティーを開催。
これにより謝罪・活動休止に打って出る者もいたが無反省を示す者も多く、ネット上で物議を醸していた。
番組は「謝罪動画で収益を上げるのは違う」「もはや芸能人と一緒だろ? 謝罪会見しろよ」といったネットや街の声を紹介し、スタジオでも出演者が意見を交わす。
■「怒られる覚悟で」とコメント
藤田ニコルは、「危機管理能力が低すぎる」「私なら事務所とかお仕事のこととか考えて、ここまでどんちゃん騒ぎはできないかなぁって」と苦言。
細野敦弁護士が「大手企業と契約してるYouTuberもいるから、モラルが求められる」「活動自粛はやむを得ない」と指摘すると、デーブは「怒られる覚悟で言うけど…」とコメントを挟んだ。
■TV局側の姿勢を疑問視
デーブは、「巷で、『テレビは何でこんなにYouTuberを取り上げるのか』『取り上げすぎ』って結構言ってるんですよ」と指摘。続けて、「これについて、1回議論したほうがいいと思うんでうよ」と、テレビによるYouTubrのスター扱いを問題提起する。
爆笑問題・太田光が「どういうこと?」とたずねると、「だって、テレビがモノを作る媒体なんで」と返答。
「もう他所で作ってる、ある意味でライバルのモノなのに、こんなにもうマストのように、朝からみんな取り上げてるじゃないですか。それは若い視聴者ゲットしたいのかわからないけど」と続け、YouTubeに迎合するテレビ側の姿勢を問題視した。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)