救助隊と緊急車両が総動員の八戸「ラブドール漂流事件」 英米大手メディアも報道
あきる、用済みになる、自分に不測の事態が起きる、そんなときにラブドールはどうする…?
材質や製造技術がますますアップし、自然さが増しているラブドール。遠目にはリアルな女性にしか見えないことから、外に連れ出そうものなら思わぬトラブルの種になる。青森県で先日、まさに人々がだまされたことで大きな騒動が起きていた。
■引き揚げて正体が判明
青森県の八戸港近くで数日前、海難救助隊が出動する大きな騒動があった。釣り人や漁師から「女性の遺体がうつ伏せの状態で漂流している」との通報が相次ぎ、事故、事件両方の可能性を視野に警察や消防局の車両が何台も港に集まり、待機したという。
ところが引き揚げてみると、その正体はラブドールと判明。緊急車両も野次馬もあきれながら現場から去っていったようだ。
■偶然居合わせたYouTuber
この話題を拡散させたのは、温泉めぐりや釣りの話題で人気を博しているYouTuberの田中なつきさんだった。釣りで出かけた八戸港があまりにも騒がしいため、何事かと事情を確認したという。
田中さんは、プカプカと漂流してきた“女性の遺体”を撮影し、Twitterに投稿。「どなたか勘違いして通報したらしく警察消防救急がめっちゃ集まってきて無事ワイフが救出されてました…。おう。」とツイートしている。
■「いくら用済みの妻でも…」
地元あるいは東北のメディアがほとんど取り合わなかったこの騒動。しかしそれが今、なんと世界のホットな話題として、『NEWSWEEK』『Fox News』『NEW YORK POST』など海外の大手メディアが続々と紹介していることがわかった。
同様の騒動が稀に海外でも起きているといい、ジョークまじりに「一度は愛し合った仲だろうに、いくら用済みとはいえ、“妻”を海に捨てるなんてひどすぎる」と伝えるメディアもあるようだ。
■「その日」が来たらどうする?
所有者が違法投棄した可能性もあるが、それ以外では、所有者の死亡でラブドールが残り、遺族が処分に困って…というケースもありそうだ。粗大ごみとして捨てようにも、市区町村に電話で申し込んで回収してもらうパターンでは、あまりにも恥ずかしい。
また、どうせ人形だからとバラバラに切断して小分けに捨てた場合、ビニール袋からリアルな頭部やボディがのぞこうものなら、通報される可能性もある。
あきる、用済みになる、自分に不測の事態が起きる、そんなときにラブドールをどう処分するべきか、所有者は真面目に考えておいてほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)