「天国のパパへ」と書かれた手紙を見つけた郵便集配人 思いやりある行動に感動の声
私のパパはどこに…? 母親の答えを聞いた女の子が、手紙を書いて送ろうとした。
■手紙を書いた女の子を発見
情報はあっという間に地域住民に拡散し、ほどなくしてサイモンさんはある家族との接触に成功。無事に未開封の手紙を返却することができたという。
なお手紙を書いた子供は、シアナちゃんという名の女児(8)だと判明した。シアナちゃんの母親サラさんは複数メディアの取材に応じ、「まさかこんなことが起きるだなんて…本当に驚いています」とコメントしている。
また手紙を宛てた父親は、シアナちゃんが生後数ヶ月の頃に亡くなってしまったのだという。まだ幼いシアナちゃんが「うちにはパパがいない」と気づき始めたのは、つい最近のことだったそうだ。
■「娘が大きくなったら渡したい」
「パパはどこなの」。シアナちゃんからそんな質問を受けるようになったサラさんが「天国にいる」と伝えていたため、信じたシアナちゃんは「父の日だから…」と手紙を書いた。
サラさんは戻ってきた手紙を今は読むつもりはなく、「SNSにみなさんが書き込んでくださったコメントを印刷し、この手紙と一緒に特別な箱に入れてあげたいのです」「娘が大きくなったら渡してあげたい」と語った。
事情を知ったサイモンさんは、父親が小さな娘を抱きしめて座る小さな像を入手し、それをサラさんたちに贈り喜ばせた。この交流に関する報道に多くの人が胸を打たれ、「本当にステキな職員さん」「思いやりと立派な対応に感動した」というコメントがネットに多数書き込まれている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)