宮内庁長官の「拝察」発言 海外メディアの反応に長島一茂が言及
宮内庁長官の「拝察」発言があったことについてスタジオで議論。海外メディアからの厳しい反応に、長嶋一茂は…。
25日放送の『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)では、天皇陛下が東京五輪で新型コロナウイルスの感染が拡大することを「大変心配されている」とする、宮内庁・西村泰彦長官の発言について報道。タレントの長嶋一茂が、これに対する海外メディアの反応についてコメントした。
■天皇陛下が五輪開催を懸念と拝察
24日の会見にて、西村長官は「天皇陛下は、現下の新型コロナウイルスの感染状況を大変心配されている。国民の間に不安の声がある中で、オリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、懸念されていると拝察する」と発言。
西村長官は、天皇陛下と日々会話をしている中で「肌感覚としてそう感じている」とし、「陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはない」とも語っている。
■海外メディアの反応に…
海外メディアからは、「主催者の心変わりを引き起こすにはほぼ間違いなく遅すぎた」など厳しい反応があったことも紹介され、海外特有の表現に司会進行の羽鳥慎一は「直接的ですけどね」と発言。
これに一茂は「ハッキリ言って余計なお世話」と切り捨てる。続けて「このタイミングだからこそ、国民の皆様にもう一回感染対策をしっかりしましょうと。で、オリンピック開催をやりましょうという(天皇陛下からの)メッセージかもしれない」とコメントした。
■ネット上では波紋広がる
番組内では、一部の大会関係者から「西村長官の個人的な考え」との見方もあるとした一方で、一般国民からは「拝察といってもあれが、天皇陛下のお考えなんだろう」と感じる人々もいるなどと色々な解釈があることについても言及。
インターネット上では、「陛下のお気持ちに感じひんのかなあ…関係者たちは」「五輪に対する陛下の懸念と国民の懸念は同じ」「天皇陛下も、国民の半分以上が開催に否定的な状況で、強行開催の挙句、開会式で宣言をさせられるのはとても苦慮するだろうなぁ」などと波紋が広がっている。
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(文/しらべぇ編集部・植野春香)