店頭で見かけた看板、衝撃の事実判明 デザインが「人間業じゃない」と話題に
カードゲームショップの店頭にて見かけた、とある看板。誕生までの秘話がネット上で大いに話題となっており…。
人類が生み出した偉大な発明は数多く存在するが、やはり文章に携わる人間としては「印刷技術」の発明は見逃せない。しかし近ごろ「人類の英知の結晶」とも呼ぶべき印刷技術に強力なライバルが出現し、ツイッター上を騒然とさせていることをご存知だろうか。
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■製作までの過程がとんでもない
注目を集めているのは、『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、MTG)専門店「信心亭」の金属細工師さんが、20日に投稿した一件のツイート。
投稿には木製の板と白い文字シールによって作られた「看板」の様子が確認できるのだが…よくよく見るとこちらの看板の文字は印刷されたものでなく、金属細工師さんが「手書き」で書いたものであることが判明したのだ。
ツイート本文にて「来る人来る人に『それ手書きだったの!?』って言われるんですけど、手書きです!」ともつづられているように、やはり見る者に多大なる衝撃を与えまくっている模様。
来る人来る人に「それ手書きだったの⁉︎」って言われるんですけど、手書きです! pic.twitter.com/5zsbNrUQDv
— 金属細工師 (@yuuhirano0207) June 20, 2021
■「金属細工師」の名は伊達じゃなかった
ツイッターネームの「金属細工師」という名前は、MTGに登場する同名のカードが元ネタと思われるが、ゲーム内での金属細工師は、いわゆる「ぶっ壊れカード」が多いことで有名な「ウルザブロック」における3番目のセット「ウルザズ・デスティニー」に収録されたレアカード。
「手札にある特定のカードを対戦相手に好きなだけ公開する」ことを条件にゲーム内で呪文を唱えるリソース(マナ)を生み出すことが可能で、使い方次第では無限のマナを生み出すこともできる。少しでもMTGをかじった経験のある人ならば、これがいかに極悪な能力か理解できるだろう。
ちなみに記者と同じアラサー世代に向けて説明すると、かつて『月刊コロコロコミック』にて連載していた『デュエル・マスターズ』(MTG期)にて、難波金太郎が使用していたカードである。
話題のツイートは、そんな「金属細工師」の名に恥じぬバズり具合を見せており、無限のマナ…とまではいかずとも、投稿からわずか数日で3.3万件以上ものRTを記録。そこで今回はツイート投稿主の金属細工師さんに、ことの経緯をめぐっての取材を敢行したところ、看板に秘められた新たな真実が明らかになったのだ。