堀ちえみ、絵本『10のことば』朗読への思い語る 「言葉の大切さを痛感しました」
堀ちえみが朗読に挑戦した『10のことば』が発売。言葉への思いや、生きていることへの感謝について語った。
■言葉を失いかけて…
絵本の発売に際し、堀のコメントが到着している。
堀:舌がんを患った私は、医療スタッフにより悪性腫瘍を取り除いていただき、大変な手術を乗り越えることができました。そのおかげで今は、普通の生活を送り、日々感謝の気持ちで人生を歩んでいます。
ところが術後の私の舌は、6割以上が、太腿を切除してあてがわれた皮膚の一部ということもあり、上手く話すことができません。現在もまだリハビリ中です。言葉を失いかけて、「言葉の大切さ」を痛感しました。人は言葉によって励まされ、気持ちよく感じ、やさしくなれる。
■生きていることへの感謝
堀:私の手術の成功を祈り、そのあとのリハビリの期間も、多くの励ましの言葉をたくさんの皆様からいただきました。そしてやっと私は、自分の話し方は恥じるべきものではない、という自信を持つことができたのです。くじけそうになっても、ひたすら前を向いて歩くことができました。
そんな私の気持ちを忠実に表現してくださる方は、まえをけいこ。さんしかいないと、以前から存じ上げていた彼女に託したのです。彼女のやさしさあふれるいっぱいの言葉。つたない発語ですが、心をこめて朗読させていただきました。生きていることへの感謝の気持ちで。
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(文/しらべぇ編集部・けろこ)