舛添前都知事、ウガンダ選手団の2人目陽性発覚に懸念 「五輪優先も度が過ぎている」
新たに1人がコロナ陽性となったウガンダ選手団。舛添要一前都知事が懸念を示している。
新たに新型コロナウイルス陽性が判明したウガンダ選手団のニュースに関し、舛添要一前東京都知事が23日、自身の公式ツイッターで言及。日本の水際対策等を改めて批判するとともに、「五輪優先も度が過ぎている」と指摘した。
■新たに陽性が発覚
ウガンダ選手団は東京オリンピック事前合宿のため19日から来日していたが、21日、コーチ1人に新型コロナウイルスの陽性が発覚。19日来日組の残る8人は陰性だったが、全員が濃厚接触者に認定されていた。
そしてきょう夕方、1人新たに陽性だったことが発覚。ネット上でクラスターの可能性を指摘する声が上がるなど、大きな心配を招いていた。
■改めて水際対策を批判
舛添前知事はこのニュースの直後、「速報:来日したウガンダ選手団から、もう1人陽性が判明」と自身のツイッターを更新。
「今のような水際対策は何の意味も持たないし、世界中の全ての国が感染防止対策やワクチン接種を完璧に実行しているわけではない」と続け、改めて水際対策を批判する。
また、入国後の措置についても「ウガンダ選手団にしても、なぜ全員直ぐに隔離しなかったのか」と苦言を呈した。
■「五輪優先も度が過ぎている」
そして、ツイートの最後には「五輪優先も度が過ぎている」とひときわ厳しくコメント。入国に関して緩みが見られるのは、オリンピックを優先しているためだと指摘した。
ツイートに対し、フォロワーからは「搭乗者全員追跡調査して!」「今までも相当数の陽性者が海外から入ってるって考えた方が自然」「こんな事態があちこちで起こり、五輪が感染爆発を引き起こしてしまう」など、共感や心配が寄せられている。
開催まで1ヶ月、関係者が多く来日するだけに、さらなる対策が求められそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太)