五輪会場での酒類提供見送り報道 玉川徹氏「スポンサーは踏んだり蹴ったり」
東京五輪会場の酒類販売・提供は見送りとなる見通し。番組出演者たちからも安堵の声が上がった。
23日放送の『羽鳥慎一 モーニングショー』(テレビ朝日系)では、東京オリンピック会場での酒類販売・提供が取りやめになることについて議論。出演者たちから安堵する声が上がる中、同局の玉川徹氏から同情する声があがった。
■酒類提供が見送りへ
東京オリンピックの会場で検討されてた酒類の販売や提供が一転、見送りになる方向で調整されていることが報じられた。大会組織委員会の橋本会長は「国民に少しでも不安があるならば断念しなければいけないと決断した」とコメント。
この報道に、スタジオの出演者たちからは安堵する声が。司会の羽鳥慎一は「感染拡大させないでどうやってオリンピックを開催するかというところで、良い判断だと思います」と述べ、ジャーナリストの浜田敬子氏も「ホッとした 本当によかった」とこぼした。
■玉川氏はスポンサーに同情…
その一方で浜田氏は、反発の声が出ることが予想されていたのにも関わらず、「(酒類提供について)なぜ検討中の段階で情報を出したのか? これによってスポンサーのブランド毀損にもつながりきれなかった」と指摘。
玉川氏も「やろうとしてたってだけで、だいぶイメージ悪い」とし、「本当にスポンサーをする価値がないと思っちゃう」「ちょっと考えれば分かることなんだから『ちょっと今回はやめましょう』と組織委員会とスポンサーの間で事前に話をしとくべきだった」と私見を述べる。
また、22日の会見での丸川珠代五輪相の「ステークホルダー」発言も問題があると指摘。インターネット上でも波紋を広げており、「スポンサーにとっては踏んだり蹴ったりですよ」と同情した。
■ネットでは「当たり前」の声
この報道に、インターネット上では「オリンピック会場酒類提供見送りとか当たり前すぎて」「まあ当然そうなるよねの結果だけどなんで行けると思ったんかね」「当たり前やん。今どんな時期か。酒なくてもスポーツの応援はできるだろ」とのコメントが目立つ。
事態が一転した背景にはSNS上で批判が相次いだことも影響しているとの放送には、「じわじわと世論が通る世界になってきてるのかもなって思った」と希望を抱くユーザーの書き込みも見受けられた。
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(文/しらべぇ編集部・植野春香)