創立95年の老舗金冠堂が渋谷駅をジャック 「キンカンのラベルだけ覚えて」
毎年実施キンカン認知度調査では、20・30代のポイントが下がり始めているという結果が明らかに。
2021/06/21 19:30
■若年認知度低下
「金冠堂」では、1926年の設立以来主力商品であるかゆみ・虫さされに効く『キンカン』がロングセラーとなっている。しかし、この昔からなじみのあるキンカンが、若年層にはあまり知られていないという悩みに直面しているという。
毎年20~60代に実施しているキンカン認知度調査では、20・30代のポイントが下がり始めているという結果が明らかに。このことに危機感をいだき、今回「#若者に売れたい」企画を実行。
■買わなくていいので
東京メトロ半蔵門線渋谷駅地下コンコースに、キンカンのボトルを模した20本分の巨大柱巻き広告を出現させた。また壁には、「若者のみなさんへ」と題して、「買わなくてもいいので、今日はラベルだけでも覚えて帰ってください」と切実なメッセージを掲出。
また、「あ、実は、普段はこの箱の中に入っています」と箱自体もアピールしている。
■キンカン三姉妹企画会議
キンカン公式Twitterアカウント内では、若者にキンカンが知られていないという事実を知った公式キャラクター「キンカン三姉妹」による企画会議を展開中。
次女:ヤバい!! アタシ、思いついちゃったぁッ😍
ネイル!!三女:虫さされは痒くなっても掻いちゃダメ!
このネイルならもったいなくて
掻けないから、一石二鳥だねッ😍!次女:そういうことッ😑(✨👍😙👍✨)#若者に売れたい#アイデア募集中#キンカンネイル pic.twitter.com/J9oq2wSUpy
— キンカン三姉妹【キンカン公式】 (@kinkansanshimai) June 15, 2021
最近はやったモノや若者に人気のモノを参考にしたアイデアが出され、中には投げやりになってしまった三姉妹のアイデアも投稿されている。東京メトロ半蔵門線渋谷駅地下コンコースの掲示期間は来月4日まで。
・合わせて読みたい→店番を任せたはずが… 20代若者の自由すぎる発想に「どうしてこうなった」
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)