要介護の高齢夫を憎んだドS妻 ネバネバ熱湯を浴びせて殺人罪に
せめて苦しまないよう、一気に…。そうは思えないほど夫を憎んだ女が、ひどい事件を起こした。
■苦しんだ末の死
妻は夫をそこまでひどい目に合わせると、家から飛び出し、9軒先で暮らす知人の家に飛び込んだ。とりわけ親しくもない知人に女はひどく動揺した様子を見せ、泣きながら「夫にひどいけがを負わせちゃった」「殺しちゃったと思う」などとわめいたという。
通報を受けた警察が駆けつけたとき、夫はまだ息があり、苦しそうにうめいていた。ただちに病院に搬送したが、夫は数週間のつらい入院生活を経て8月に死亡した。
■殺人罪で有罪に…
今年の6月5日、妻はようやく殺人罪で有罪と判断され、7月には判決を受けることになった。
当局は「寝ている夫に大量の砂糖を混ぜた熱湯を浴びせたのは、重傷を負わせる意図があったからに他ならない」「すぐに救急車を呼ぶべきところを、9軒も先の家に行き時間を稼いだ」と判断したのだという。
40年近く夫婦として暮らしたにもかかわらず、愛情はいつしか憎しみ、そして殺意にと変化。「せめて楽に死なせよう」という情すら全くなかった妻の凶行により夫は長く苦しみ、悲惨な最期を迎えてしまった。この冷血な妻にどのような判決が下るのかに、多くの人が注目している。
・合わせて読みたい→大量の目薬を飲み物に混ぜ続け… 夫を殺害しようとした50代妻を逮捕
(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)