20代母親が乳幼児2人を4日間置き去りでパーティ三昧 1人が死亡し実刑判決に
被告は近所のおじに「留守中、子供たちの面倒を時々見て」とお願いし、4日間も家を空けた。
乳幼児2人だけを置き去りにし、4日にわたり自宅を留守にしていたシングルマザーの女。その間に生後11ヶ月の赤ちゃんが死亡し、逮捕・起訴されていた。
このほどその裁判が行われ、母親に実刑判決が下ったことをオーストラリアの『7News』、イギリスの『The Sun』などが報じている。
■祖母が自宅を訪問
事件は2019年、ロシア・南ウラル地方のチェリャビンスク州にあるズラトウースト市で起きた。ある女性による「子育て中の娘と突然連絡がつかない。暮らしているアパートに行ってみたところ、孫2人がぐったりとして動かない」という通報で、発覚した。
救急車が駆けつけるも、生後11ヶ月の男の子はベビーベッドですでに絶命。3歳の女の子もぐったりしており、極度の脱水と栄養失調で集中治療室に運び込まれたが、その後に回復した。
■母親は4日間パーティ三昧
室内には離乳食はもちろん、食料品がほとんどない状態で冷蔵庫も空っぽだった。子供たちの母親であるオルガ・バザロワ(25)は、自宅に帰宅すると同時に警察官に取り囲まれ、我が子に対する育児怠慢・放棄、過失致死の疑いで逮捕された。
オルガ容疑者は、幼い我が子2人を置き去りにしたまま4日にわたりアパートを留守にし、友人とパーティに行き、ひたすら飲酒にふけっていたことを認めたという。
■子供たちの父親は服役中
事情聴取のなかで反省と後悔の言葉を口にしたオルガ容疑者だが、「近所に暮らすおじに『留守にするから子供たちの面倒を時々見に行って』とお願いしたのに」と不満をもらしていた。
おじについても捜査が行われたが、責任を問われることはなかった。なお、子供たちの父親である夫のレオニド・バザロフは刑務所に服役中で、すでに子供たちの親権を失っていたという。
■知人に預けられた長男は無事
7日、チェリャビンスクの地方裁判所でその裁判が開かれ、懲役14年の実刑判決が下ったオルガ被告は刑務所へと送られた。3歳の娘と生後11ヶ月の息子のほかに、オルガには7歳の長男がいたが、違う男性との間にできた子供で、知人宅に預けられていたため無事だった。
オルガの逮捕後、長男と長女は祖母が世話をしていたが、彼女の服役が決まると児童養護施設に預けられたという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)