自販機で「負けられない戦い」に遭遇 手に汗握るプレッシャーに反響相次ぐ
一見すると何の変哲もない自販機。「高度な心理戦」が発生するトラップが仕掛けられていると話題になっている。
ひと言に「社会の厳しさ」と言っても、どのようなシチュエーションで厳しさを痛感するかは人それぞれ。思いもよらぬ場所で、社会の厳しさを突きつけられた経験のある人も少なくないだろう。
現在ツイッター上では、「予想外の厳しさ」を秘めた自動販売機が注目を集めている。
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■これはまさに「混ぜるな危険」
話題となっているのは、ツイッターユーザー・KITさん★街乗りMTBおじさんが15日に投稿した一件のツイート。
投稿には街中で見かける何の変哲もない自販機の写真が添えられているのだが、ツイート本文には「緊張感漂う自販機の釣銭返却口」というなんとも物々しい一文が。
そう、こちらの自販機は釣り銭返却口の真下に「排水溝」が来るような位置に設置されていたのだ。
緊張感漂う自販機の釣銭返却口。 pic.twitter.com/rEQrpHygIB
— KITさん★スタジオキット【Pfizer💉_】 (@STUDIOKITsan) June 15, 2021
■排水溝が「魔獣」に変わる瞬間
何の変哲もない排水溝も、自販機の真下にあるとなれば話は別。万が一、釣り銭を取り落としてしまった際には、小銭が汚水の中にダイブしてしまう…という凄まじいプレッシャーを放ち始めるのだ。
緊張感漂う光景を受け、他のユーザーからは「自分なら緊張に負けてお釣り落とすと思う」「まさに負けられない戦い」「絶妙な位置にあるのが本当にズルいわ」「もうこれ賽銭箱だろ…」といった反響の声が続出。同ツイートは投稿からわずか数日足らずで、1.6万件以上ものRTを記録している。
また、寄せられたリプライの中には「子供の頃、よくこういう排水溝漁ってたわ」「小学生時代、排水溝で拾ったお金で駄菓子買ってた(笑)」などの体験談も少なくなく、小銭ハンターの間では有名なポジションでもあるようだ。
そこで今回は件のツイート主であるKITさん及び、自販機の運営・管理を行なう「株式会社ユカ」の営業担当者に取材を敢行。自販機の釣り銭事情をめぐる、興味深い事実が明らかになった。