「夫の前妻の命を救いたい」と腎臓を提供 優しく勇気あふれる女性が話題に

臓器移植をじっと待つ苦労、そして先が見えないつらさを知っていた女性が、提供を決意した。

■兄弟を失った過去が…

デビーさんには男兄弟がおり、そちらは過去に嚢胞性線維症を患い、一刻も早い両肺の移植手術が必要な状態に陥ったことがあった。

「助けてあげたい」「片方の肺だけでもあげたい」と提供を申し出たデビーさんだったが、適合せずに泣く泣く断念。兄弟は移植手術を受けられないまま、26年前に死去していた。


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■女性たちの絆も話題に

「私が腎臓を提供し、彼の前妻を救ってみせる」。そう決意したデビーさんは、2020年11月22日にまずは女性の元夫と予定通りにゴールイン。その2日後に手術を受けて女性に腎臓を提供し、女性とその家族を安堵させた。

ちなみに女性たちは(元)夫を通して面識があったというが、とりわけ親しいわけではなかった。だが手術を経て急接近し、今では「一緒に家族旅行したいね」と話し合っているそうだ。

困っている夫の前妻を助けてあげたいと願い、行動に移したデビーさんの優しさと勇気に、夫も驚いたに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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