「大声で吐くな、気持ち悪い」と隣人が苦情 つわりで苦しむ女性に同情集まる
妊娠から産後の大変さは、言葉では言い尽くせないものがある。周囲の人間は、優しい目を向けたいものだ。
妊娠初期だという女性がアメリカの掲示板『Reddit』に書き込んだ内容が、「あまりにも理不尽だ」「いや、その気持ちはわかる」と炎上し、話題になっている。イギリスの『Mirror』などが報じた。
■「吐く音に耐えられない!」
ある日、投稿者の女性が自宅玄関のドアがノックされていることに気づき出てみたところ、隣家に住む女性の姿があった。そして、「あんたのゲーゲーと吐く声がうるさい。こっちまでつられて気持ち悪くなる。どうにかしてよ」と怒られたという。
隣人の女性は、さらに「吐く時は水を流すとか、音楽をかけるとか、対策を」と提案してきたという。
■妊娠を喜んでいたのに…
現在、妊娠初期だという投稿者は、いきなり襲ってくるつわりに苦しんでいた。まだ安定期ではないため、妊娠を家族に打ち明けていなかったという。
にもかかわらず、隣人に妊娠を告げなければならなくなった投稿者は、掲示板に「妊娠を喜んでいたのに、悲しい気持ちでいっぱいす。私、そんなにいけないことをしたでしょうか」と書き込んでいる。
妊娠の第一関門とも言われるつわりには個人差があり、女性同士でも理解されないことがしばしばなのだ。
■妊婦へ同情の声が殺到
平和に解決することを望んだ投稿者は、隣人に謝罪し、妊娠していることを告げた。
そして「吐く前に換気扇をつけたり、音楽をかけたり、気をつけていこうと思います。でも、つわりは突然襲ってくるもので、対処できないときは、すみませんがご理解を…」と話すと、隣人の女性は去っていったという。
この投稿にRedditのユーザーからは、「彼女はミソフォニア(音を嫌う神経症)なのでは」「悪いのはあなたでなく隣人の女性です」「妊娠した女性への侮辱。理不尽だ」などと同情する声が相次いだ。
■理解されにくい女性のつらさ
乳幼児を巻き込んだ近隣トラブルも、後を絶たない。「つわりの吐く声を気にしていたら、赤ちゃんが産まれたとき、今度はその泣き声でトラブルが起きかねない」と心配する声もある。
女性は、妊娠中はおろか、産後も痛みやホルモンバランスの崩れ、夜泣き、夜間の授乳や哺乳など大変な日々が続き、それらを乗り越えながら母親として成長していく。子供を一生懸命に育てる両親と、その子供たちに優しい世の中であってほしいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)