小林よしのり氏、菅首相が語った“五輪開催の意義”に賛同 「我々の世代には…」
「五輪開催の意義」で思い出話を語った菅首相に対し、小林よしのり氏が賛同を表明。「我々の世代には国民としての共通の経験が蘇る」など一体感を生むと指摘した。
漫画家・評論家の小林よしのり氏が、10日に自身の公式ブログを更新。菅義偉首相が語った東京五輪の意義に、当時を知る世代として賛同を示した。
■昨日の党首討論を受けて…
菅首相は9日、立憲民主党・枝野幸男代表との党首討論で五輪開催の意義を問われ、「57年前の東京オリンピックは高校生でした。未だに鮮明に記憶しています」などと発言。「単なる思い出話」などと物議を醸していた。
しかし、小林氏はブログでこれらの批判に反論。
冒頭で「菅首相が語った通りだ。スポーツを通して国民の共通経験・共同性を醸成することが大事なのだ」とすると、「『東洋の魔女』や『へーシング』や『円谷幸吉』と聞けば、我々の世代には国民としての共通の経験が蘇る」など、首相の思い出に共感する。
■国民の一体感を生むと指摘
続けては「それが『国民』感覚の醸成に役立つのだ」と指摘し、前回五輪の熱狂を経験していない世代の枝野代表に関しては、「その経験がないだろう。だからこそ、次世代の子供たちに、それを作ってやることが、大人の責任なのだ!」と持論を展開。
「東京オリンピックはカネまみれでつまらないと思っていたが、今回ほど、本来のオリンピックの意義を発揮できることはないだろう! 絶対に歴史に残る大会になる!」と太鼓判を押すと、続いては開催によって懸念されるコロナ拡大の不安を一蹴していく。