EXIT兼近、立川死傷事件の報道に言及 被害女性の職業は「出して正解」
被害女性の実名、職業を発表するなど、メディアによって報じ方が分かれている「立川男女殺傷事件」。EXITの兼近大樹が自身の見解を話した。
EXITの兼近大樹が3日放送の『AbemaPrime』(ABEMA)に出演。東京都立川市のホテルで男女2人が殺傷された事件で、各メディアによって対応が分かれている報道の仕方に言及した。
■被害者の実名報道が波紋
派遣型風俗店で働いていた被害女性の実名、職業を併せて報道するメディアもあれば、職業だけを伏せる場合もあり、各メディアで対応が分かれている。一方で逮捕された少年は、「未成年」を理由に名前が伏せられており、ネット上で波紋を広げている状況だ。
兼近は「絶対に被害者の名前を出すなとか、職業出すなっていうのは、僕はなんか違うなっていうのが正直あって…」と、被害女性の職業を報道したことに私見を述べる。
■職業は「出さないほうが職業差別」
兼近は「出して正解だと思う。出さないほうが職業差別。本人が隠してたかもしれないんですけど、今回に関してはそういうお仕事をしている方だから起こった事件なので、そこを報道しないとなると、また同じような事件が繰り返される。これを報道することで皆が『こういう事件があるんだ』と知ることができるので、そういう意味ではいい」と話す。
一方で、被害女性の実名報道については「僕はいらないんじゃないかな。名前いるかな?」と疑問を口にした。
■被害者の実名報道をどう思う?
兼近も疑問を口にした「被害者の実名報道」について、しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,653名を対象に実施した調査では、全体の49.1%が「被害者を実名・写真入りで報じることを疑問に感じる」と回答している。
しかし一方で、報道の透明性を考えて実名で報じるべきとの意見があるのも事実。結果が半数に分かれているように、単純な問題ではない。
タレントのパックンは「実名と顔写真にまったく意味がないかって言ったらそうではないんですよ。それがあるから興味関心を持ってしっかりその問題に取りかかってくれる人も増える」と主張していた。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
対象:全国20代~60代の男女1,653名 (有効回答数)