“深海魚顔”になった女性が衝撃動画を公開 マツエクの接着剤にアレルギー反応し…
「綺麗になりたい」という女性の気持ちにつけ込んだ悪質な商品やクリニックもある。十分にご注意を…。
まつ毛エクステ(マツエク)につけまつ毛、ジェルネイルやカラーコンタクト…現代の美容ツールはさまざまだ。だが、いつ、何の物質にアレルギー反応を起こすか分からないという恐怖もある。
1人の若い女性が目の周りが大きく腫れあがった姿をTikTokでシェアし、世間を震撼させている。
■アレルギー体質と知りながら…
TikTokに衝撃的な動画をアップして話題になっているのは、アデレード・エリザベスさん(@adelaide.elizabeth)。彼女は、接着剤にアレルギーがあることを知っていたにもかかわらず、どうしてもマツエクの施術を受けたくなり、サロンへと向かった。
嫌な予感が当たり、アデレードさんの体は接着剤に過敏に反応。まぶたを中心に皮膚がみるみる荒れて赤くなり、目も痛くなり始めたという。
■両まぶたがパンパンに
帰宅してすぐに鏡を確認し、両目のまぶたがパンパンに腫れていることに気づいたアデレードさんは、普段の顔と腫れあがった顔を「ビフォー・アフター」としてTikTokでシェアした。
動画の中では「私の顔、ブロブフィッシュみたいね」とその魚の写真を添え、自虐コメントで笑いをとる余裕があるようだ。なおブロブフィッシュは、「ニュウドウカジカ」とも呼ばれるウラナイカジカ科の深海魚で、頭部がなめらかで顔全体に腫れぼったいのが特徴だ。
■化学物質へのアレルギー反応
動画は再生回数が4000回以上を超え、若い女性の間で話題になっている。これを教訓に、深刻なアレルギー反応を起こす例が少なくないことは、ぜひ知っておきたいものだ。
マツエクの接着剤によるアレルギー反応は、接着剤が硬化する際に発生するホルムアルデヒドが原因となる。
その刺激で目の角膜がしみたりするほか、目の全体に不快感や痛みが生じる、くしゃみと鼻水が止まらなくなる、翌朝に目ヤニが増える、まつ毛が多く抜ける、といったことが起こるという。痛みがないと放置されがちだが、施術後1週間は注意が必要だ。
■ブームのアンチエイジング
近年、美容業界は全体的に発展が著しい。唇にフィラー(ヒアルロン酸などの注入剤)を入れ、アンチエイジングとして目や口周りのシワをなくし、シミやたるみが存在しないかのように見せる技術もぐんと向上している。
また、美容クリニックやサロンに行かなくても、脱毛は自宅で気軽にでき、ファンデーションに美容針まで含まれている。今やそんな時代だが、安全性が不確かなものも多い。「美しくなれると思えば、ちょっとアレルギーを起こすくらい、なんでもない」と軽く考えるのは禁物だ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)