「オカマと呼ばれ傷ついた児童に寄り添う」 多様性求め男性教師がスカート姿で教壇に
人と違っていても、悪でも恥ずかしいことでもない。それを子供たちに示すため、先生たちが行動を起こした。
■過去にもあったトラブル
以前にも、やはり服装が原因でつらい思いをした男子生徒がいた。そちらも同じくスペインの学校に通っていたが、ある日「フェミニズムと多様性を推進したい」という理由でスカートをはいて登校。そのせいで学校から追い出され、カウンセリングを受けるよう指導されたというのだ。
それを知った男性教師がスカートをはいて出勤するようになり、自身のミニスカ姿をSNSにアップ。支持を表明すると同時に「僕も20年前に性的指向ゆえに侮辱されました」「多くの先生にそっぽを向かれたものです」と公表し、話題を集めた。
■子を持つ親たちの反応
スカートをはく男性教師たちについて、子を持つ親たちはどう考えているのか。ネットでは「いい取り組みだと思う」といった意見が目立つが、「スカートをはく必要は本当にあるのか」「化粧をしてヒールもはいたらどうだ」といった批判や皮肉も書き込まれている。
「性別に関係なく自分が好きな服を着ればいい」「多様性をしっかりと認めるべき」という点を示すべく教師たちも頑張っているが、ステレオタイプを打破するのは容易ではないようだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)