酒に酔い妻と大げんかで威嚇発砲 警察官が誤って6歳愛娘を死なせる悲劇に
愛娘の足跡と名前のタトゥーを彫り、叱ったこともない子煩悩な父親。しかし酒に酔うと、妻には乱暴だった。
このほどアルゼンチンで、30代の警察官が酒を飲むなか妻とけんかになり、激高して銃を取り出し威嚇のため発砲。しかし、誤って最愛の幼い娘を死なせてしまった。悲劇的な事件の話題を、イギリスの『The Sun』『EMINETRA』などが報じている。
■夫婦ともに警察官
事件は、アルゼンチン・ブエノスアイレス州ラマタンザパルティードのビレイ・デル・ピノという町で起きた。逮捕されたのは、現役の警察官であるフアン・ラモン・エレーラ(34)だ。
やはり警察官の妻ナタリア・アナリア・ベルガマスキさん(29)と酒に酔ったうえでけんかになり、拳銃を手に取ったことが悲劇の始まりだった。拳銃は警察から貸与されているもので、不適切な理由で使用する罪は極めて重い。
■地面から跳ね返った銃弾
妻をだまらせようと、威嚇目的で地面に向け一発発砲したフアン。すると、跳ね返った銃弾は6歳の愛娘ヴィクトリアちゃんの腹部に飛び込んだ。
血だらけで救急車に乗せられ、ドミンゴ・ロカ・ヘルスセンターに向かったヴィクトリアちゃんだが、到着前に死亡が確認された。その後、フアンは過失致死罪で逮捕され、休職処分が下ったという。
■「まさか娘に当たるとは…」
夫婦は2016 年に結婚し、別々の警察署に勤務。フアンは体にヴィクトリアちゃんの小さな足跡と名前のタトゥーを彫るほどの子煩悩で、度々SNSに娘の写真をアップ。叱ったり、手をあげたりしたことは一度もなかった。
警察の取り調べに対しても「まさか娘に当たるとは思わなかった。娘を死なせる気はなかった」と供述し、ひどく落胆した様子だという。
■酔っ払って失敗した経験は?
しらべぇ編集部が、お酒を飲む全国の20~60代男女862名を対象に調査を実施したところ、「酔っ払って失敗したことがある」と回答したのは全体の47.9%だった。
思い出したくもない失敗は、人によりさまざまだ。酔った席での不快な言動で周囲の信頼を失ったり、記憶をなくすほど泥酔して醜態をさらしたり、なかには駅のホームで寝込み、所持品をすべて奪われたという人もいる。お酒はやはりほどほどに…という心掛けが大切だ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代のお酒を飲む男女862名(有効回答数)