谷原章介、大坂なおみ選手への発言を謝罪 「申し訳ないことを言った」
大坂なおみ選手が全仏オープンを辞退、2018年からうつ病に悩まされていたと告白。これを受け、谷原章介が先日の発言を撤回し、謝罪した。
1日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、女子テニス・大坂なおみ選手が全仏オープンを辞退すると発表したことについて特集。番組MC・谷原章介が、先日の放送での発言を撤回し、謝罪した。
■全仏オープンを辞退
全仏オープンの1回戦に勝利した後、事前の予告通り記者会見を拒否するかたちとなった大坂選手。主催者側は今後も応じない場合、4大大会への出場を認めない措置をとる可能性もあると警告しており、大坂選手の対応は世界で波紋を広げている。
そうした中で1日、大坂選手は自身のツイッターで「大会、他の選手、そして自分の健康のために棄権するのが最善の選択肢だと思った」と大会を辞退することを表明し、2018年の全米オープン以降うつ病に苦しんできたことを明かした。
■「対話の場をもって主張して」と苦言
同番組では、31日の放送でも大坂選手に関する話題を取り上げていた。
このとき谷原は「意見に皆さんが注目してるわけじゃないですか。オピニオンリーダーですよ。そういう方が一方的なツイッターやSNSでの発信ではなくて、問題を提起することによって、皆さんが考えるきっかけをくれるのは、とってもいいこと」とコメント。
しかし、「それはそれでやりつつ、きちんと会見の場で、対話の場でもって主張して頂きたい」と大坂選手の主張の仕方について苦言を呈していた。
■先日の発言を撤回、謝罪
全仏オープンの辞退とうつ病に悩まされていたことが公表された1日、谷原は「昨日お伝えした時点では、そこまで気持ちが落ち込んでいると僕たちは知らないで、記者会見で、対話出来る場でお話して頂きたいと僕が言ったことは、すごく逆につらい立場の方に申し訳ないことを言ったなと改めて思った」と先日の発言を撤回し、謝罪。
さらに「これも一つのいいきっかけとして、大会側は選手のメンタルヘルス、強制的に罰金を取るあり方は、改めて考えてもらいたい」と訴えた。
■視聴者からは反響
この谷原の発言に併せ、タレント・武井壮は「これだけ多様性が叫ばれている世の中で、例えばインタビューが苦手だったり、人の目にさらされるのが苦手だという方がいるのも間違いないとは思う」とした上で、「大坂選手がそうだったとすると、旧来のインタビューを義務化している形というのは変えていく必要がある」とルール改善の必要性を訴えた。
今回の放送を受け、ツイッター上には「谷原さん、しっかりと昨日のコメントを撤回してて好感持てる」「自分の発言に責任を持ってる感じだね」といった視聴者からの反響が寄せられている。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)