菅野美穂、10年ぶり主演映画が公開 「毎日ギリギリ」と役に共感も
菅野美穂が主演を務める映画『明日の食卓』。初日舞台挨拶にて、作品に対する思いが語られた。
■尾野&大東は息ぴったり
年下の夫と優等生の息子に囲まれ、一見何不自由なく幸せを手に入れているあすみを演じた尾野は、夫役の大東と「2人とも関西人なので、気を抜くと関西弁になってしまう危機感がありながら…」「シュッとしよう!」と漫才のような掛け合いを披露。
菅野も「息がぴったりで!」と思わず笑ってしまうほど。
■来てください、と言いづらい…
「息子を殺したのは、私ですか――?」 そんなショッキングなキャッチコピーのついた今作。
舞台挨拶は楽しい雰囲気だったが、本編は“子を持つ親なら誰もが直面する社会問題”を描いた、リアルで壮絶な物語だ。
コロナ禍での公開となり、出演者たちはみな「本当に公開できるのか」心配だったと明かし、「『皆さん来てください!』とは言いづらい」とこぼす。実際、この日の初日舞台挨拶は都内ではなくみなとみらいで実施。「ここに来た理由は多分、都内が…都の(休業)要請で」と瀬々監督も嘆く。
その中で公開日を迎え、菅野は「コロナ禍で物語の持つ力を改めて感じていて…。誰かの元気の素になるといいなと思いながら、今日という日を待っておりました。『明日の食卓』が、豊かなものになりますように」と語った。
映画『明日の食卓』は絶賛公開中。
©2021「明日の食卓」製作委員会
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつき あつこ)