見る者の「脳をバグらせる」木片が話題に 数秒遅れでやってくる真実に衝撃

どう見ても「水滴のついた木片」としか見えない一枚の板。じつは恐るべき事実が秘められており…。

2021/05/27 11:15

我われ人間は、誰しも脳が想定した「常識」というバイアスの範囲内で生活を営んでいるもの。それ故に、脳が「こう」と認識した想定から大きく乖離した出来事に遭遇すると、本質を理解するまでタイムラグが発生してしまう。

現在ツイッター上では、多くの人の脳にバグを生じさせる「作品」が話題となっていることをご存知だろうか。


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■何の変哲もない「板」のはずが…?

26日、伝統装飾技法の木象嵌を立体彫刻へ応用した「立体木象嵌」を考案した福田亨さんが、一件のツイートを投稿。投稿には長方形の面をした縦長の板の写真が添えられており、板には水滴が垂れている。

多くの人が「木彫り作品の材料かな…?」と考えたことと思うが、ツイート本文にはなんと「木で水滴を彫りました」という衝撃的なひと言がつづられていたのだ。

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■数秒経ってから「スゲー!」

「木で水滴を彫る」という、人類の脳の許容量を超えてきた発言。あまりにインパクトの強いこちらのツイートは投稿から一日足らずで1.6万件以上ものRTを記録し、他のユーザーからは「理解するまで数秒かかりました…」「最初は『???』だったけど、分かってからスゲー!! ってなった」など、驚きの声が多数寄せられている。

木彫り
(画像提供:福田亨さん)

しかしあまりに我われの「常識」からかけ離れた現象を受け、「スゴいのは分かるんですけど、どういうことか分からない…」「これどうなってるんですか?」といった疑問の声を上げる人々も少なくない。

今回こちらの木彫りを作成した福田さんに取材を取材を敢行すると、その「真に驚くべき点」が明らかになった。

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■「隆起」を「彫る」矛盾が成り立つワケ