2ヶ月も子供と会えない… 海を守る自衛官ママの言葉に反響
『深イイ話』では横須賀基地で働く海上自衛官の女性に密着。働くママとしての姿が話題になっている。
24日放送の『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)では、「強い女性は本当に幸せなのか?」と題し、海上自衛官として働く女性に密着。その内容が、ネット上に反響を呼んでいる。
■「私の言葉ひとつで船も動く」
日本の海を守る海上自衛隊。その中核をなす神奈川県横須賀基地にスタッフが潜入した。そこで出会ったのが、山内さんという女性。なんと大砲やミサイルを積む護衛艦のトップである艦長にして、約200人の隊員を従えているという。
取材に対し、「私の言葉ひとつで船も動きますし、乗員も動きますので、言葉に重みを感じております」とその職責について語った山内さん。
入隊の理由についても「もともと海外と交流するような仕事をしたいと思って」「外国との協力連携の仕事を一番できるのが海上自衛隊」と話すなど、活き活きと働く様子を見せていた。
■息子との電話で…
部下からの信頼も厚い山内さんだが、もうひとつ、母親としての側面もある。小学2年生の息子を持つ「ママさん自衛官」で、東京の自宅に夫と子供を残し、現在は単身赴任をしている状態だという。
取材中、すでに2カ月間も会えていないという息子と、テレビ電話をする山内さん。「おはよう、起きましたか?」「朝ごはん何食べた?」といった何気ない会話のあと、「何でこっちにはいないの?」「もう終わり?」と息子の寂しがる声を聞きながら、名残り惜しそうに電話を切る姿が写される。
海外に行く船になると半年近く行く場合があるそうで、携帯電話の使用も禁止であるため、家族であっても1日数回メールを送れる程度なのだそう。
■「カッコいいいです」
VTRを観ていたスタジオメンバーからは、「うわあ、大変」と驚きの声が上がる。ネット上にも「それは寂しいだろうなあ…」「本当に大変な仕事」といった多くの反応が。
また「それでもやりたいと思えるのがすごい」「海の上で働くお母さん…とてもカッコいいいです」と感心した視聴者も多くいたようだ。
入隊から18年、念願の艦長に就任した山内さん。カメラの前で最後、「大変な仕事ではありますけど、(艦長は)ひとつの目標。(中略)しっかり全うしよう」と力強く話していた。
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(文/しらべぇ編集部・東水 壮太)