「コロナ禍でイライラした」と供述するも… 嫉妬に狂った妻が夫の浮気相手を殺害
信頼していた夫が浮気。20年の結婚生活が突如壊れ、被告の女に同情する声も…。
アメリカ・アイオワ州でこのほど、別居中の夫に恋人ができたと知った妻が、相手の女性を殺害した事件の裁判が行われた。きっかけはキスする2人を目撃したこと。嫉妬と怒りで凶行に走った女の話題を、地元メディアの『We Are Iowa』や『KCRG/abc』などが報じている。
■結婚20年の夫が浮気
昨年の春、アイオワ州ワペロ郡のオタムアで、トレイシー・モンダボウさんという女性を刺殺したとして、第一級殺人罪で起訴されていたミシェル・ボート被告。トレイシーさんは、結婚20年で別居生活に入った夫ニコラス・ボートさんの恋人だった。
コロナ禍で苦しむなか、自分より若く美しいトレイシーさんと会うため、毎日家を空けるようになったニコラスさん。ついには「彼女と一緒に暮らす」と告げて出て行ったという。
■夫と恋人のキスを目撃
ミシェル被告はニコラスさんの携帯電話に何度も電話をかけ、「隣で寝ているクソ女に伝えて。『あんたは私を完全に怒らせた』ってね」などと、次第にすごむようになった。
そしてある日、外出先でニコラスさんとトレイシーさんがキスしている場面に出くわした。怒りがこみ上げた被告は、そのままトレイシーさんを車で追跡。自宅に着いたところで、刃物を手に犯行に及んだ。
■「嫉妬と怒りがこみ上げた」
夫の通報により警察が出動し、その日のうちにミシェル被告は逮捕された。犯行動機について、当初は「コロナ禍でイライラした」と話していた。
しかし裁判では、「夫が浮気をして出て行ったとき、全てを壊されたような気分になった」「幸せそうにキスする2人を見て、夫を奪った彼女に抑えようのない嫉妬と怒りがこみ上げた」と心境を正直に述べている。
身勝手な犯行で情状酌量の余地はないとして、陪審員は第一級殺人罪について有罪の評決を下した。次回の出廷は7月1日の予定だが、判事から終身刑を言い渡される可能性があるという。
■自分は嫉妬深い?
しらべぇ編集部が全国10~60代の男女1,844名を対象に調査したところ、全体の40.9%が「自分が嫉妬深いと思う」と回答した。男性では10代が53.4%で突出しているが、女性は多くの年代で5割前後と、長年その傾向が続くことがわかる。
このたびの事件では、長い結婚生活のなかでともに子供を育ててきた夫が、若い女に心移りして出て行ってしまった状況に同情の声も。
だが、恋人や伴侶の愛情を気にしすぎて嫉妬する人生はつまらない。さまざまな物事に興味を持ちって趣味に没頭する、自分を磨いて自信をつけることなどが有効だと言われている。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)
対象:全国10代~60代の男女1,844名(有効回答数)