ズボンのポケットに入れて洗濯し… 28億円当選の宝くじを水の泡にした女性が話題
それは当選者の人生最大のミスだったが、人々には大きく貢献できたのかもしれない。
今から6ヶ月前、アメリカ・カリフォルニア州の宝くじで、驚きの高額当選者が出ていた。あるコンビニエンスストアで販売されたこともわかったが、当選者が現れないまま換金の期限が切れてしまったという。
夢のような大金を、なんともうかつなミスで逃していた可能性があると、『CBS News』『ロサンゼルス・タイムズ』などが報じている。
■店には販売者の報酬が入る
昨年11月14日、アメリカ・カリフォルニア州宝くじ協会は、26ミリオンドル(日本円にして約28億円)という驚きの当選者を出していた。
ガソリンスタンド兼コンビニエンスストア『am/pm(エーエム・ピーエム)』のノーウォーク市イースト・インペリアル・ハイウェイ店で販売されたもので、店はその宝くじを販売した報酬として、約1,400万円を受け取っていた。
■換金期限の180日以内を超過
州宝くじ協会はこのほど、肝心の当選者の申し出がないまま、180日という換金の期限を迎えたことを発表。『NBC News』が伝えたそのニュースに、州民たちは「ああ、何ともったいないことを…」と驚いた。
だが宝くじを販売したコンビニがある地元では、むしろ大騒ぎになった。店の常連客は、宝くじを購入した客の話を知っていたのだ。
■ズボンを洗濯機に…
常連客たちはただちに、ロサンゼルスの大手メディア数社に新しい情報を寄せた。「購入者は女性。ズボンのポケットに宝くじを入れたまま洗濯し、ボロボロにしてしまったそうだ」「せっかく当たったのに、あまりにも無念だと店員に嘆いていたらしい」という内容だった。
店の防犯カメラの映像で女性の姿を確認できても、宝くじの数字まではわからず、当初は半信半疑だった常連客たち。だが当選者が現れないため、彼女の話は徐々に信ぴょう性を増していたという。
■教育、公立学校に役立てることに
州宝くじ協会は当選金について、子供たちの教育、公立学校に役立ててもらうようにと、手数料などを引いた約21万ドルを州教育局に寄付すると説明している。
州民の間では「これは痛恨のミス」「人生最大のうっかりミスだ」などと話題になっている。しかし公費に寄付されると知って、「ありがたい」と感謝する者も多いようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)