岸防衛相、マスコミ批判も速攻で特大ブーメラン喰らう 「逆ギレ見苦しい」

東京・大阪でも始まるワクチン接種。その接種予約サイトをめぐって岸信夫防衛大臣とメディアが不毛なバトルを開始した…。

防衛省

岸信夫防衛大臣は18日、ツイッター上で、朝日新聞出版、毎日新聞社の2社を名指しで批判。「両社には防衛省から厳重に抗議いたします」と怒りのツイートを発信した。


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■ずさんな予約システム

現在、各地で65歳以上の高齢者を対象に新型コロナウイルスワクチン接種が行われているが、東京、大阪では防衛省が運営する「大規模接種センター」での予約受付が17日より始まった。

その予約サイトのずさんなシステムを独自取材として報じたのが前述の2社。予約サイトで架空の接種券番号や生年月日を入力した場合でも、問題なく予約が取れてしまうシステムを糾弾する内容だったが、そこに嚙みついたのが岸防衛大臣だった。

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■「極めて悪質な行為」

2社の記者は、システム確認のため一旦予約を行い、不正予約が可能な状態であることを確認した上で即予約キャンセルしていたが、「今回、朝日新聞出版AERAドット及び毎日新聞の記者が不正な手段により予約を実施した行為は、本来のワクチン接種を希望する65歳以上の方の接種機会を奪い、貴重なワクチンそのものが無駄になりかねない極めて悪質な行為です」と指摘。

「両社には防衛省から厳重に抗議いたします。不正な手段でのワクチン接種の予約は、本当に希望する方の機会を喪失し、ワクチンが無駄になりかねないと同時に、この国難ともいうべき状況で懸命に対応にあたる部隊の士気を下げ、現場の混乱を招くことにも繋がります」と怒りをあらわにした。

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■一方で反省の弁も