丸山ゴンザレスが『クレイジージャーニー』で一番ヤバかった旅とは 「こだわると死ぬ」
危険地帯ジャーナリスト・丸山ゴンザレス氏が、19日の『クレイジージャーニー』を前にインタビューに答えた。
■価値観が揺さぶられたら
―――今回の大麻合法化に関する取材旅も衝撃的ですね?
丸山氏:長年フィールドワークにしてきた大麻ビジネスが中心です。一方で、大麻以外のハードドラッグを過剰摂取して死亡する人が多いという事実もあり、そんな違法薬物を摂取する場所をあえて設けることで死者を減らそうというハームリダクションの取り組みが北米で拡大しているので、それも取材しています。
合法化によって進む大麻ビジネス、それに対してハードドラッグの扱いはどうなのか。そこを二項対立で取材しようと思いました。
取材したのは2年近く前なので、すぐに出していたらもっとセンセーショナルだったろうなとは思います。それでも今、この内容がそんなに古いと感じないということは、言い方を変えれば、この問題に対して世の中が足踏みしてしまっているということでしょうね。
カナダの薬物使用室なんかの衝撃的な映像もあって、きっと見た方それぞれの受け止め方があると思います。僕は皆さんの価値観が揺さぶられたらいいなと思っています。
■松本さんの視点は普通じゃない
―――久しぶりのスタジオ収録を終えての感想は?
丸山氏:MCの皆さんが前のめりに質問してくる感覚が久しぶりだなって。あの3人、特に松本(人志)さんの視点はちょっと普通じゃないし、3人ともやっぱり独自の見方があるから、自分が取材してきたものをどの角度から聞いてくるんだろうって、それがやや怖い。
ビビってるって意味じゃないけど、怖いけどそれはそれで楽しみで。
久しぶりに「ああ、この感じだな」って思いました。僕自身、裏社会の取材や物書きの活動で気を付けているのが、好奇心を枯らさないことです。
年を重ねたり、いろんなことをしたりしていく中で、どうしても好奇心って枯れやすいんですよね。でも、3人がすごい興味を持って前のめりになってくれるので、僕としても驚きと喜びがあります。