警視庁、災害発生時知っておくべき施設に言及 真摯に「反省」も
警視庁が災害時知っておくべき「給水拠点」についてツイッターで言及。反響を呼んでいる。
■活用事例は…
これまで災害時給水ステーションが活用されたことはあったのか。
東京都水道局の総務課危機管理統括担当に話を聞くと、「都内全域で一斉にということは過去ありません。令和元年10月に発生した台風で奥多摩エリアの水道管が損傷を受けた際は、ステーションから水を運びJR奥多摩駅前で応急給水を行なった事例はありました」と、まだまだ活用事例は少ないもよう。
とはいえ、ステーションの活用が「少ないこと」に越したことはない。
■容器は各自持参
大人1人だと1日に飲料、食事関連で3リットルの水が必要ともいわれる。ステーションでの水配給は重要だが、各個人もきたる大災害に備え飲料水を用意しておく必要がある。
「普段から水を備蓄いただくことは重要です。ステーションや避難所に人が殺到した場合、お配りするのが困難になる状況も考えられます。また数リットルの水を持ち運びするのも簡単なことではありません。ステーション側では水の容器のご用意はないので、各自ポリタンクやバケツをご持参いただく必要もあります」と担当者。
災害が起きれば平時と同じ行動はできず、自動車の使用はもちろん、破損した地面の上でカートを引くことも難しいだろう。最近は、ポリタンクを背負える専用のリュックサックも販売されている。我々は、給水ステーションの確認、さらには水の運搬方法など、この機会に災害対策を広く考えておく必要がある。
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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)