警視庁、災害発生時知っておくべき施設に言及 真摯に「反省」も
警視庁が災害時知っておくべき「給水拠点」についてツイッターで言及。反響を呼んでいる。
警視庁は17日、いざという時に役立つ知恵として「災害時給水ステーション」の存在をツイッターで説明。
あまり知られていなかった取り組みに改めてスポットが当たる形となり、ネット上では「知らなかった」「これ広まってほしい!」と称賛の声が相次いでいる。
■重要な「給水拠点」
「災害時給水ステーションをご存知ですか? 断水時に水を配布する施設で、半径約2㎞以内に1か所設置されています」と、その概要について触れた警視庁警備部災害対策課の公式アカウント。
さらに「住所にかかわらず、最も近い給水拠点を利用できるそうです」と追加情報を記した上で、「私の自宅に最も近いのは隣接市の施設と判明。反省の意味を込めて梅雨入り前に徒歩で確認しようと思います」と、”中の人”の感想も添えて投稿を締めている。
災害時給水ステーションをご存知ですか?断水時に水を配布する施設で、半径約2㎞以内に1か所設置されています。災害時は住所にかかわらず、最も近い給水拠点を利用できるそうです。(初耳…)私の自宅に最も近いのは隣接市の施設と判明。反省の意味を込めて梅雨入り前に徒歩で確認しようと思います。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) May 16, 2021
■都内に215カ所
長年東京に住み続けている記者も、この災害時給水ステーションのことは知らなかった。調べてみると、同施設は給水所、浄水所、さらには公園の地下内などに設置されており、島しょ部を除く215カ所が各地に点在しているそうだ。
災害発生時、そこが水を貯めこみ、住民に配る拠点になる。また、貯め込んだ水を周辺の避難所などに運ぶことで、全域に行き渡らせる。