松本人志・東野幸治も触れる「個人・コア視聴率」 TVが新時代に移る理由とは
高齢者を切り捨てる視聴率がなぜよいのか。テレビがどう変わるのか。なぜ第7世代芸人が躍進するのか。
最近は、「個人視聴率」や「コア視聴率」という言葉を耳にするようになってきた。個人視聴率・コア視聴率とは、どれほど重要なものなのだろうか。
■世帯視聴率の終焉
先日の『ボクらの時代』(フジテレビ系列)で、松本人志は、重視する視聴率が「世帯視聴率」から個人視聴率やコア視聴率に変わってきたことに言及。
またつい最近にも、東野幸治がいわゆるコア視聴率について言及。4月30日の『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で、「50歳以下しか相手にしていない」と、最近のテレビ局が高齢層の視聴率を気にしない方針であると説明している。
■個人視聴率とは
世帯視聴率と個人視聴率の違いは、文字通り、世帯ごとの視聴率と個人単位の視聴率の違いである。最近は技術も発達して、テレビを観る度に、家族の誰が観ているかを登録することで、個人個人の視聴率が測れるようになった。
子供が部屋でテレビを観ていてもカウントされず、リビングでお爺ちゃん・お婆ちゃんなどがテレビを観ていると視聴率に換算されることを想定すれば、いかにこの変化が重要かが分かる。