小池都知事、五輪中止を求める署名活動への見解 「世界的なパンデミックですが…」
小池都知事が定例会見を実施。東京オリンピック・パラリンピックを安全に行う方法とは…
2021/05/14 16:35
14日、東京都の小池百合子都知事が都庁にて定例会見を実施。元日弁連会長の宇都宮健児氏が立ち上げた、東京オリンピック・パラリンピック中止を求める署名活動についての見解を述べた。
■開催に向けて高い意欲を表す
会見終盤、記者から「五輪の中止を求めるオンラインでの署名活動が35万人を集め、東京都に中止を求める要望書を提出したことについてどう思うか」という質問が飛ぶ。
すかさず小池都知事は、「世界的なパンデミックではございますけど、東京2020大会は安全・安心に開催するということは重要でございます。引き続き、IOC、国、組織委員会などの関係者と連携しながら着実に準備を進めていきます」と開催に向けての高い意欲を示した。
■安心・安全を実現するには…
さらに続けて、新型コロナウイルス対策を行う健康福祉局や、オリンピック・パラリンピック準備局などが進める施策をこなすことが「安心・安全の五輪につながる」と説明。
そんな各局の業務について、「全庁をあげて進めていくというのは都としての役割であり、そのことを日々進めている。そこに尽きるということであります」と小池都知事は強く語った。
■新規感染者が増加し続ける東京
大会中止を求める署名活動は5日に宇都宮氏が立ち上げ、14日の正午時点で約35万2千人が同意。署名は中止が決定するまで続けるという。
13日の新規感染者数は1,010人、対前週比で126.8%と依然として高い水準の東京都。はたして大会は無事に開催されるのだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)