尾木ママ、札幌での学校クラスター急増に警鐘 「責任ある方針示すべき」
変異株の危険性を再三訴えてきた尾木ママは、札幌市で学校クラスターが急増している状況に改めて警鐘を鳴らした。
13日、「尾木ママ」の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹氏がAmeba公式ブログを更新し、北海道札幌市で学校クラスターが多数発生している状況に警鐘を鳴らした。
■学校クラスターが急増
この日、「学校クラスターが一気にトップ!!」と題してブログを更新した尾木ママは、これまでにも変異株の感染が子供たちの間で広がる危険性を強調し、文科省にも「変異株対応ガイドライン」を策定して、徹底して教育現場で子供たちを守ることを求めていたと明かす。
しかし、具体的な対策が示されぬまま、「危惧した通り、札幌市のクラスター発生場所が急変したことが具体的に証明」されたと述べ、北海道新聞に掲載された「札幌市内のクラスター発生場所」のグラフを公開。
それによると、昨年11月の第3波では全体の16%で第5位だった学校でのクラスターが、4月7日から5月4日までの期間では全体の31%とダントツで多くなっていることが分かる。
■みなさんの地域は大丈夫ですか
尾木ママは、「11月の緊急事態宣言時と比較すると一目瞭然」「第4波では何と学校がクラスター発生は1番多い」「第3波の2倍に急増しているのです」と学校クラスターが急増していることを改めて強調。
再三声をあげてきた尾木ママだが、「休校措置も含めて政府は責任ある方針を早く示すべきではないでしょうか?」と重ねて政府に訴えている。
最後は「みなさんの地域は大丈夫ですか?」と問いかけ、ブログは締めくくられた。
■「オンラインの話も全く出ない」
この投稿に、ファンからは「なぜこんなことになってるのに、通常運転なんでしょうか」「市長は教育について、全く触れず」「どんなに学校で感染者が出ても休校にはならないし、オンラインの話も全く出ない」「なぜ、登校するかオンラインにするか選べる体制を作らないのでしょうか?」など、不安の声も多数寄せられている。
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(文/しらべぇ編集部・ゆきのすけ)