警視庁が呼びかける、連休明け「絶対してはいけないこと」が話題に
警視庁のサイバーセキュリティ対策本部は10日、ゴールデンウィーク明けに急増するフィッシング詐欺について警鐘を鳴らした。ネット上には被害者からの報告も…
警視庁のサイバーセキュリティ対策本部は10日、ゴールデンウィーク明けに被害が急増するフィッシング詐欺について、改めて警鐘を鳴らした。
■連休明けだからこそ…
「連休明けはメールが溜まりがち 漫然と開いていませんか?」と、フォロワーに呼び掛けるような形で約30秒のアニメーション動画をアップした警視庁サイバーセキュリティ対策本部のツイッターアカウント。
これまでメールでやりとりしていた企業やサービスに偽装する詐欺メールが来ることは珍しいことではないが、連休中に大量の未読メールが来ているこの時期は、さらに警戒が必要だと説明する。
連休明けはメールが溜まりがち
漫然と開いていませんか?
以前にやりとりのある取引先を偽装したウイルスメールかも!
OSやソフトを更新し、添付ファイルの「コンテンツの有効化」を安易に押さないで!
メールチェックが流れ作業になりがちな連休明けが狙われています!#標的型攻撃 #マルウェア pic.twitter.com/e1D7DYaN12— 警視庁サイバーセキュリティ対策本部 (@MPD_cybersec) May 10, 2021
■巧妙な誘い文
同アカウントは続けて「OSやソフトを更新し、添付ファイルの『コンテンツの有効化』を安易に押さないで!」とアラートを込め、未読メールの一斉チェックが流れ作業になりがちなこの時期だからこそ注意すべきだと締めている。このツイートは投稿後拡散を見せており、ユーザーにもその意識が伝わり始めている。
これらのフィッシングメール詐欺は、メールから偽サイトに誘導させ、IDやパスワード、クレジットカード番号などを盗み出す手口が多く、タイトルは「ご登録のアカウントの確認」「注文状況が変更されました」「アカウントの支払い方法を確認できず、注文を出荷できません」など、あえて急を要する巧妙な文面にしているのが特徴的だ。
仮に疑いもしないと、そのまま記載されているURLや添付データをクリックしてしまいたくなるが、十分確認をした上で「正式なメールかどうか」ジャッジする必要がある。